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著者プロフィール:飲食店専門の補助金アドバイザー。
金融機関に20年間勤め、主に飲食店の補助金獲得に貢献。
通算1000人以上の飲食店オーナーと関わることで業界の全ての悩みを熟知。
その知識をwebで発信。経営難で困っている飲食店を少しでも多く助けるために活動中。
今や小学生ですら、口にするようになったSDGs。日本でも2人に1人が耳にしたことがあるとか。
“エス・ディー・ジーズ”ってよく聞くし、流行っているらしいけど、実際どういう意味なの?どう取り組めばいいの?と感じている人も多いはず。
この記事ではSDGsについて解説するとともに、SDGsに密接な繋がりがある飲食店でのSDGsの取り組みについて説明していこうと思います。
日々の営みで欠かせないのが“食”。
一番身近な食生活においても、SDGsは広がっています。
令和の当たり前、”SDGs”とは?
目次
出典:国際連合広報センター
SDGs(Sustainable Development Goals)とは、日本語訳で「持続可能な開発目標」、2030年までに世界中の人々にとって、持続可能でより良い社会を目指すという目標です。
2015年9月の国連サミットで策定され、まだスタートをきったばかりの目標ですが、学校の授業で話し合う機会があったり、環境問題が騒がれる世の中のど真ん中で生まれ育った若い世代を中心に、取り組みが広がっています。
SDGsは、「貧困をなくそう」や「飢餓を0に」といった17のゴール(上図参照)、また、それらゴールに向かうためのより詳細な目標である169のターゲットに分かれており、様々な取り組みが行われています。
飲食店の新たな評価基準!?飲食店におけるSDGsの取り組み
今回は、その中でも飲食店と大きく関わりのあるゴールである、12番目の”つくる責任 つかう責任”について考えていきたいと思います。
日々の営みで欠かせないのが“食”。一番身近な食生活においても、SDGsは広がっています。
例えばスーパーやコンビニのレジ袋有料化、パッケージの包装簡易化、紙の包装への変更、飲食店では、食品ロスを減らすための仕込み量の適正化、カフェでの紙ストロー等、皆さんの中にも聞いたこと、見たことがある人が多いのではないでしょうか。
他にも、フェアトレード、子ども食堂、フードシェアリングサービス、といった、聞きなれない言葉も増えてきていますが、これらもすべてSDGsの活動であり、17の目標のどれかにつながっています。
今では、「SDGsに取り組んでいる飲食店=いい飲食店」というイメージが進み、顧客獲得のためにもSDGsに取り組まない手はないのです。
しかし、一体何から取り組めばいいのでしょうか?
以下では、SDGsの17のゴールのうちの1つであり、飲食店を営む上で果たさなくてはならない12番目のゴール「つくる責任・つかう責任」について、またその取り組み例を見ていきたいと思います。
12 つくる責任 つかう責任
出典:国際連合広報センター
まず、12番目のゴールである「つくる責任・つかう責任」とは何か、見ていきたいと思います。
持続可能な消費と生産のパターンを確保する。
これが、ゴール12のテーマです。
そして、細かな目標であるターゲットは11個あります。
12(1)持続的な消費と生産に関する10年枠組みプログラム(10YFP)を実施し、先進国主導の下、開発途上国の開発状況や能力を勘案し、すべての国々が対策を講じる。
12(2)2030年までに天然資源の持続可能な管理および効率的な利用を達成する。
12(3)2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食品廃棄物を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品の損失を減少させる。
12(4)2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じて化学物質やすべての廃棄物の環境に配慮した管理を達成し、大気、水、土壌への排出を大幅に削減することによ
り、ヒトの健康や環境への悪影響を最小限に留める。
12(5)2030年までに、予防、削減、リサイクル、および再利用(リユース)により廃棄物の排出量を大幅に削減する。
12(6)大企業や多国籍企業をはじめとする企業に対し、持続可能な慣行を導入し、定期報告に持続可能性に関する情報を盛り込むよう奨励する。
12(7)国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。
12(8)2030年までに、あらゆる場所の人々が持続可能な開発および自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。
12(a)開発途上国に対し、より持続可能な生産消費形態を促進する科学的・技術的能力の強化を支援する。
12(b)持続可能な開発が雇用創出、地元の文化・産品の販促につながる持続可能な観光業にもたらす影響のモニタリングツールを開発・導入する。
12(c)破壊的な消費を奨励する非効率的な化石燃料の補助金を合理化する。これは、課税の再編や該当する場合はこうした有害な補助金の段階的廃止による環境影響の明確化などを通じ、
各国の状況に応じて市場の歪みを是正することにより行うことができる。また、その際は開発途上国の特別なニーズや状況を考慮し、開発への悪影響を最小限に留め、貧困層や対象コミュ
ニティを保護するようにする。
引用元:グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン
長々と書いてありますが、まとめてみると、
・天然資源を守ること、食品廃棄物を半減させること
・化学物質や廃棄物を減らすこと
それらに対して、その場しのぎの対策ではなく、ずっと取り組み続けられるようなシステムをつくろうということです。
その時無理して行っても、後々辛くなってやめてしまうのでは、持続可能とは言えないですもんね。
糖質制限ダイエットと一緒です(笑)
イケてるあの店は何をしているの?
では、飲食店の取り組み3例を見ていきましょう。
①スターバックスコーヒー×紙ストロー
世界的コーヒーチェーン、スターバックスでは、今までのプラスティックストローを2020年1月から紙ストローに変更しました。
紙製に変更することで、なんと年間約2億本分のプラスティックストローが削減されるといわれています。
ただ、ネット上では、紙ストローに対して「味がまずくなる」、「ふやけて飲めない」という声が相次いでいます。
実際、わたしも紙ストロー体験済みですが、まさに同意見、使い勝手が悪いと感じました。
だが、そこで終わらないのが大企業であるスターバックス。
スターバックスは新しい紙ストローを2021年9月から導入。
従来の紙ストローより、強度、耐久性を強めたFSC®認証の紙ストローに変更しました。
②フレッシュネスバーガー×フードシェアリング
続いては、フードシェアリング。
まずこの言葉がピンとこない人が多いかもしれません。ですが、今飲食店業界をにぎわせている言葉でもあります。
フードシェアリングとは、「食品ロス削減に関する取組の1つで、何もしなければ廃棄されてしまう商品を消費者のニーズとマッチングさせることで食品ロスの発生や、無駄を減らす仕組み」の事です。
食品ロスが出ることで利益がマイナスになってしまう飲食店側のニーズと、お得に買いたいという消費者側のニーズの両方を叶えることができる、まさにウィンウィンな仕組みなのです。
そんなフードシェアリングを行っているアプリの最大手、TABETE(株式会社コークッキング)に、大手ハンバーガーチェーンのフレッシュネスバーガー(株式会社コロワイドグループ)が登録しているとのこと。
ハンバーガーは、注文が入ってから作るため、ロスになることは少ないですが、一部店舗で製造しているベーカリーのロスが大きな問題となっていました。そこで飲食店と消費者をつなぐアプリ「TABETE」で、余ったベーカリーをセットでお得に販売することを始めたそうです。
12の目標に含まれている”食品廃棄物を減らす”をまさに体現している仕組みなのではないでしょうか。
③コスメキッチン×マクロビオティック
またまた聞き慣れない言葉が出てきましたね(笑)
マクロビオティックとは何?
と、ここまでSDGsと飲食店について学んだあなたなら興味津々なのではないでしょうか。ではでは、もっとSDGsに詳しくなるために説明しましょう。
マクロビオティックとは、穀物や野菜、海藻などを中心とする日本の伝統食をベースとした食事を摂ることにより、自然と調和をとりながら、健康な暮らしを実現する考え方の事です。
では、なぜ肉ではなく、穀物や野菜等を食べることがSDGsにつながるのでしょうか?
話は少し変わりますが、皆さんは二酸化炭素と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?
環境に悪い、車の排気ガス、工場から出るようなもの…。等と工業廃棄物として出る環境汚染の元、と考える人が多いのでは?
しかし、二酸化炭素は、工業廃棄物として出るだけでなく、実は畜産や農業等一見関わりのなさそうな産業からも排出されているのです。
しかも相当な量。その量はなんと牛肉1キロあたり、なんと23.1kg、豚肉7.8kg。
これは餌の生産や飼育、食肉処理、さらには牛の反芻「ゲップ」からも排出されているとされています。
この牛のゲップ(消化管内発酵)はメタンガス発生源として問題視されていますが、GMトウモロコシなど本来の牛の食性ではない飼料を与えられている場合メタンガス放出量が多く、牧草中心の餌で飼育された牛では少ないのです。
この問題についてはまた別の記事で取り上げていきたいと思います。
排出量は、小売業の現場に運ぶ輸送時の排出量を加えてもまだ多いとのこと。
そこでマクロビオティックの出番なのです。
肉を使わないマクロビオティックは、二酸化炭素を減らすのに一役を買っているのです。
若い女性に人気のオーガニックコスメ等のナチュラルアイテムを展開しているコスメキッチンの営む飲食業態、コスメキッチンアダプテーション(Cosme Kitchen Adaptation)は、そのマクロビオティックを取り入れ、味もおいしく、見た目も美しい料理を提供しています。
コスメキッチンアダプテーションは、その他にも、日本の食材をつかったり、保存料などの化学物質を原則使用しない等、様々なサスティナブルを取り入れ、SDGsの活動に貢献しています。
環境にも体にもおいしいなんて、最高ですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回紹介した例は、国内の一部の取り組みでしたが、このようなSDGsを推進させる取り組みは、国内外ともに増えています。
SDGsを意識した飲食店が増えることで、「一部の人がやっている事」ではなく、「みんなが当たり前に行っている事」の一つになっていきます。
無理せずできることを長く。私たちにできることをしていきたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
飲食店オーナーだけが今すぐに無料で100万円もらえる方法があったら知りたくありませんか?
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