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著者プロフィール:飲食店専門の補助金アドバイザー。
金融機関に20年間勤め、主に飲食店の補助金獲得に貢献。
通算1000人以上の飲食店オーナーと関わることで業界の全ての悩みを熟知。
その知識をwebで発信。経営難で困っている飲食店を少しでも多く助けるために活動中。
飲食店のSDGsの取り組みってどんなのがあるの?
SDGSときいて何を思い浮かべるでしょうか。
「言葉しか知らない。」
「内容も知っているけど、大企業とかの話でしょ。」
「関心はあるけどハードルが高い。」
など、実際のところ飲食店では積極的に取り組んでいるところはまだ少数派かもしれません。
自分のお店が取り組もうとすると、どこから手をつければいいのかさっぱりわからない。
様々な事例があっても、時間もお金もかかりそう。
いきなりハードルが高くなってしまいますよね。
社会のためとはいえ、経営者であればビジネスと両立出来なければ継続していくことはできません。
実際に、経営にプラスにしていけるような取り組みはどういったものがあるのでしょうか。
今回はSDGSにこれからお店にとって始めやすい取り組みを紹介します。
SDGsとは?
目次
出典:国際連合広報センター
SDGsとは「社会・経済・環境」の3つの観点で、現在だけでなく未来の豊かさを目指して立てられた17の目標のことです。
2015年に国連で決められ2030年までに達成するために17の目標の下に達成基準である169のターゲットを設けています。
SDGsに取り組むメリットとは?
社会貢献的な側面が強いSDGsですが、お店の経営にとってはどういったメリットがあるのでしょうか。
もちろん社会貢献をすることでのスタッフのモチベーションアップなど様々考えられますね。
結論からいうと、一番のメリットはブランディング効果でしょう。
ブランディングとは独自の強みや価値を生かして他店との差異化を図ることです。
例えば「牛丼といえば、吉野家」のようなイメージってありますよね。独自のメニューや立地など個性を出すことで売上アップにつながる経営戦略です。
最近はコロナ禍の影響もあり、人々に社会性への関心が高まってきました。
プラスチックを減らす「脱プラ」は大きく取り上げられるようになり、今ではマイバッグでの買い物は当たり前。
マイボトルや、マイお箸、といったような文化もかなり定着してきましたよね。
環境問題が自然災害などでより身近に感じられるようになり、人々の中に「環境に良い」「社会性がある」といったような社会貢献的な価値観が昔よりも大きくなってきています。
そういった時代の流れで今、企業や会社にも自店の利益だけを優先させるような会社やお店ではなく、社会への貢献度というのが求められています。
つまりSDGsへ取り組みは、そういった顧客の共感を得ることに繋がり、大きなブランディング効果を期待できます。
実際の取り組みとは?
食品ロスをなくそう!
出典:国際連合広報センター
SDGsの12番目「つくる責任つかう責」」という目標のなかには、ターゲットの一つとして下記のような食糧廃棄問題があげられています。
・2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、 収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。
フードロスという言葉もよく聞かれるようになりましたが、残り物や廃棄など、飲食店には大きく関わりのあるターゲットですよね。
この食品廃棄を減らしていく取り組みにはいくつか方法が挙げられます。
廃棄を出さない量管理
客足を見込んで作ったけれど、思ったよりも来店が少なくて売れ残ってしまった。なんてことよくありますよね。
私は、コンビニでアルバイトをしていたときに、決められているチェックの時間にはカウンターフーズやお弁当、サラダ、パン、スイーツなど容赦なく捨てていました。
多い日だと買い物カゴ3つや4つほどの廃棄があったり、ひどい時は10個あげたチキンがそっくりそのまま廃棄になってしまったり。
どんなにもったいないと感じても、扱っているのが食料品だからこそ時間を置くと品質も下がります。
衛生を考えて廃棄にせざるを得ないのは提供する側としても心苦しかったです。
廃棄を出来るだけ減らして無駄を減らすにはまず量管理が最優先。
何曜の何時にはどれぐらいお客様がくるのか、POSレジを使えば今はすぐにデータ管理ができるようになっています。
この日にはどれぐらい作るのか、何時からどれだけ必要なのかを把握して管理することができますね。
それを経営者だけでなく発注や仕込みを担当している従業員としっかりと共有してお店全体で取り組むことが大切です。
食料品以外のものであれば、すぐ売れずとも在庫として価値がありますが、廃棄になってしまえばただのコストです。
食料品の廃棄を減らせる量管理をすることは実質、無駄なコストを減らすことにもつながります。
すべての商品を常に提供できずとも、売り切れのものがでてきたら、売り切れの看板を出してしまうのも有効です。
SDGsのため、フードロスを無くすためと銘打てば共感を得やすくなるでしょう。
せっかく作ったものを廃棄してしまうのは作った側にもストレスが大きいことです。
この量管理に取り組むことで従業員のモチベーションにもつながります。
フードシェアリング
フードシェアリングとは余ってしまったものや残ってしまったものなど、
そのままでは廃棄にされしまう食品をニーズのある消費者に届けることで食品ロスを防ぐ仕組みのことです。
売れ残りや余りなどを買い取ってもらえることで、食品ロスを減らせるだけでなく、買う側にとっても安価な値段で手に入れることができるという両面のメリットを持っています。
例えば、デパート内の店舗の売れ残りを従業員に開放することで取り組んでいたり、農家などの規格外野菜などから飲食店に繋いだり、取り組みは様々。
最近は売れ残りの商品と消費者のニーズを素早くマッチングできるようにアプリも多数登場しています。
TABETE
出典:TABETE公式ホームページ
フードシェアリングアプリ。
売れ残りそうな商品があればアプリから出品するだけ。ユーザーの「食べ手」が見つかればそこで決済まで済ませてお店まで取りに来てくれる仕組みです。
まだ安全に食べられるものを消費者に届け、食品ロスを減らせるようできたこのサービス。
利用料金は商品が売れたときの手数料のみで、月間の使用量はかかりません。
食べ残しを出さないサービス
食品ロスの取り組みとしてもう一つ挙げることができるのが、食べ残しを出さないメニューやサービスの設置です。
例えば、子どもや女性、高齢者が食べきりやすいサイズを注文できるようにしたり、
食べ残しを持ち帰ることができるような容器を提供できるようにしておくのも効果的。
日本人は食べ物を残すことへの勿体ない意識が比較的高いですから、お客様の好感度も高いサービスです。
脱プラスチックをしよう!
出典:国連広報センター
多くの人が既に認知し始めているプラスチック問題。
スーパーのレジ袋の有料化などが始まっているのでとても身近に感じる方も多いと思います。
紙や鉄などと違いプラスチックは自然では分解がされません。
最終的に粒状になっても残り続け、動植物への影響は深刻です。
プラ廃棄物は環境への大きなデメリット。
街で発生したプラスチックが最後に海へと流れつき、海は分解されないプラスチックであふれている「海洋プラスチック問題」が深刻になっています。
SDGsの中でも、14番「海の豊かさをまもろう」・12番「つくる責任つかう責任」の中で、プラスチックなどの有害な廃棄物の削減が目標とされています。
飲食店で脱プラに関わることができるのは大きく2つ。
・使い捨ての食器などはやめて、繰り返し使えるものに変える。
・プラスチック製品を紙製品で代替する。
店内の食器類等は、プラスチックの使い捨てしているものがあれば繰り返し使えるものに変更する。
スターバックスのストローなどで始まった、プラスチック製品の紙製品化もお勧めです。
テイクアウトやデリバリーでは、プラスチック容器を使用しているところも多いと思います。
最近は、耐水性や耐油性に優れた紙容器などもあるので上手く活用していきたいですね。
使う食材を見直そう!
普段食材を選ぶポイントはなんでしょうか?
仕入れの際は、新鮮さ、産地などこだわりをもって選んでいると思いますががSDGsの観点から見たときにはそれだけではありません。
使う材料の選び方でもSDGsに貢献することができるのです。
いくつか実例をあげてみましょう。
トレーサビリティが明確な商品
トレーサビリティとは、その商品に関して「いつ・どこで・だれが」作ったのかを明らかにすることです。
最近はスーパーなどでも、野菜に生産者の名前や顔写真が載っているものも多くなっていますよね。
生産方法や経路を明らかにすることで、食材の安全性と安心を証明することができます。
国産のものでトレーサビリティが明確な商品を使うことはSDGsにつながるでしょう。
さらに、注目されているのは発展途上国からの輸入トレーサビリティの「フェアトレード商品」があります。
フェアトレードとは?
出典:フェアトレードジャパン公式ホームページ
「フェアトレード」とは発展途上国の現地農家の方と、適正な価格で取引をし発展途上国の人々の生活向上を目指す活動です。
これまで発展途上国では農家が弱い立場に立ちやすく、適正値を大幅に下回る価格で取引されることが多くありました。
正しい金額で取引された商品を継続的に買うことで、現地の人の生活水準をあげ、貧困をなくしていくことを目的にしています。
SDGsの1番目「貧困をなくそう」では、世界のあらゆる貧困をなくすことを掲げられています。
上のマークの商品を選ぶことで、とくに貧困が深刻な発展途上国の人々の生活を守り、自立を助けることに繋がります。
サステナブルシーフード
出典:MSCジャパンホームページ
サステナブルシーフードとは、海の生態系に配慮して収穫された海産物です。
具体的に日本ではMSC認証とASC認証のどちらかの認証を受けたものをサステナブルシーフードとよんでいます。
MSC認証:天然の水産物。水産資源と環境に配慮した漁業で収穫されている。
ASC認証:養殖の水産物。環境と社会への影響を最小限に抑えて育てられいる。
現在、気候変動や環境破壊、乱獲により海の生態系は壊されています。
こういった認証が入った食品を使うことで、先程あげた14番「海の豊かさをまもろう」の貢献にも繋がりますね。
まとめ
飲食店で取り組むことのできることをいくつか見てきました。
・コスト削減にもつながる食品ロスの削減。
・一般的にも関心が高く共感が得られやすい脱プラスチック。
・食材にこだわったフェアトレードやサステナブルシーフード。
この3つを並べてみると取り組みやすさのレベルには差がありますよね。
特に、フェアトレード商品などは原材料単価を上げることになりますからメニューの値上げが必要で少し難易度が高いものになるかもしれません。
付加価値を伝えて、理解してもらうか工夫も必要になります。
いくらブランディングができるといっても、経営者本人や従業員はじめ、お客様の「理解と共感」が得られなければ、取り組みを続けることは難しいですし効果も出ません。
重要なことは、表面的な取組みだけをするのではなくSDGsの重要性をまず理解することです。
その上で、自分のお店で始めやすいことから始めていきましょう。
「理解と共感」を得ていく中でレベルを上げていくことでブランディング効果も発揮しやすくなります。
SDGsはこれからますますメディアにも取り上げられ関心が高くなっていく分野です。
今このタイミングに乗り遅れることなく、経営と両立できる取組みとして挑戦していきたいですね。
飲食店オーナーだけが今すぐに無料で100万円もらえる方法があったら知りたくありませんか?
実はあまり知られていないだけですが、確実にもらえる裏技があります。
その方法は補助金制度の活用。ちょっとしたコツがあります。
面倒な手続きは税理士にすべてお任せしながら無料です。
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著者プロフィール:飲食店専門の補助金アドバイザー。
金融機関に20年間勤め、主に飲食店の補助金獲得に貢献。
通算1000人以上の飲食店オーナーと関わることで業界の全ての悩みを熟知。
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