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著者プロフィール:飲食店専門の補助金アドバイザー。
金融機関に20年間勤め、主に飲食店の補助金獲得に貢献。
通算1000人以上の飲食店オーナーと関わることで業界の全ての悩みを熟知。
その知識をwebで発信。経営難で困っている飲食店を少しでも多く助けるために活動中。
近年、独立開業を考える方が増えています。
その中でも依然として高い人気を誇っているのがカフェ開業。
カフェ開業は、レストランに比べ、敷地面積も狭く、
メニューも少なく済むため、気軽に始められる形態でもありますね。
ただ、油断は禁物です。
資格、資金、最低限の知識・経験が必要になってきます。
この記事では、カフェ開業についての準備を説明していきます。
長くお店を経営していくためにも準備をしっかりしていきましょう。
まず必要!カフェ開業に必要な資格とは?
目次
カフェ開業にはまず、必要となってくる資格があります。
どんな資格が必要になってくるか、紹介していきます。
必須資格 食品衛生責任者
それは「食品衛生責任者」です。
店舗で必ず一人は、この資格を持った人がいなくてはなりません。
個人で経営するなら店主が取得する事になるでしょうが、
何人かで始めるならその中の一人で構いません。
この食品衛生責任者の資格を取得するには食品衛生協会が開催する講習を受ける必要があります。
講習とは一体どんなものか、気になりますよね。
以下が講習内容になります。
食品衛生責任者の講習科目と費用
・衛生法規:2時間
・公衆衛生学:1時間
・食品衛生学:3時間、テストあり
・費用:10,000円
項目がいくつかあり、難しく見えるかもしれませんが、
計6時間の講習とペーパーテストだけですので、1日での取得が可能です。
また、調理師免許等の免許を持っている方は受講免除になります。
以下一つでも当てはまれば、受講は免除になります。
- 調理師
- 製菓衛生士
- 栄養士
- 船舶料理士
- と畜場法に規定する衛生管理責任者
- と畜場法に規定する作業衛生責任者
- 食鳥処理衛生管理者
- 食品衛生管理者又は食品衛生監視員の資格要件を満たす者
まずは、必須資格の取得に努めましょう。
敷地面積によっては 防火管理責任者
カフェを開業するにあたって、もう一つ必要になってくる資格が
防火管理責任者の資格です。
ただ、こちらの資格は必要でない場合もあり、必須資格ではありません。
30人以上の席数があるカフェになる場合に必要となってきます。
また、甲種と乙種の2種類の資格があり、お店の延べ面積によって取る種類は変わってきます。
①店舗延べ面積:300平米以上→甲種
内容:防火管理の意義や制度、火気管理、防火管理にかかる訓練及び教育など
実施時間:約10時間、 2日
②店舗延べ面積:300平米未満→乙種
内容:甲種の講習事項のうち、基礎的な知識及び技能
実施時間:約5時間 1日
お店の規模をまだ決めかねている場合は、ひとまず必須資格である
食品衛生責任者の資格を取りましょう!
申請必須!必要な届け出は?
資格を取ったら次に、開業するための申請が必要になってきます。
こちらも経営方法によって必須の届け出とそうでないものが存在します。
必須で必要なものは1つ。
開業届になります。以下で説明していきます。
必須 開業届
開業届は、新しく事業を始める場合、カフェ業態に限らず必要になる届け出になります。
提出場所は、各管轄の税務署になります。
【開業届】
・提出場所 各管轄の税務署
・手続き対象者 新たに事業所得、不動産所得又は山林所得を生ずべき事業の開始等をした方
・提出期限 開業より1か月以内
・提出方法 届出書を作成のうえ、持参又は送付による提出
引用・参考:国税庁HP
開業したら忘れないうちに申請してくださいね。
必須でない 青色申告特別控除
カフェを経営する上で、所得税の申告はつきものになります。
経営している飲食店の稼ぎがどれくらいであるのか、税金額を決めるために
申告する必要があるのです。
そして、そんな所得税の申告にも種類があるのです。
白色申告と青色申告です。
では、一体何が違うのでしょうか?
簡単にいうと、
白色は申請の必要がないノーマルな申告制度で、
青色は申請する必要はあるがお得になる申告制度になります。
どれくらいお得なのか気になりますよね。
なんと、最大で65万円控除の優遇措置を受けることができます。
はい。そんなこと聞いたら、青色に挑戦したくなる…という方も多いでしょう。
ただ、青色申告には条件があります。
(1)不動産所得または事業所得を生ずべき事業を営んでいること。
(2)これらの所得に係る取引を正規の簿記の原則(一般的には複式簿記)により記帳していること。
(3)(2)の記帳に基づいて作成した貸借対照表および損益計算書を確定申告書に添付し、この控除の適用を受ける金額を記載して、その年の確定申告期限(翌年3月15日)までに当該申告書を提出すること。
※青色申告には種類があり、最大で65万円の控除が受けられますが、上記の物は55万円控除の条件になります。
※他にも注意点がございます。
参考・引用:国税庁HP
上記の条件を簡単にまとめると、複雑な簿記の方法で、所得を管理し、申請まで行える人が対象者になります。
①は事業で所得を生み出している人が含まれますので、
開業者であれば多くの人が当てはまるでしょうから、あとは②と③の少々手間のかかる申告を行えるのであれば
お得になる可能性があるでしょう。
詳しく見たい方はこちらの国税庁のHPを参考にしてください。
最後のステップ!必要な許可は?
さあ、ここまでカフェ営業必須の2つの資格や届け出を見てきましたが、
あと一歩です!
資格、届け出に加え、もう一つ必要なものに許可があります。
どんな許可が必要なのか見ていきましょう。
必須 飲食店営業許可
カフェ営業には飲食店営業許可という許可を取らなければなりません。
飲食店営業許可とは、営業する施設・建物が安全でふさわしいものかを確認するためのものになります。
経営する飲食店の業態・地域により、条件は変わってきますが、
全体に共通する部分とカフェの場合の基準をいくつか紹介します。
・食品衛生責任者を置いている事
・水質検査を行い、基準を満たしている事
・席を設けている場合、トイレが置いてある事
・清掃しやすい環境である事
・換気扇がある事
一例になりますので、上記の他に細かく多数の条件があります。
また反対に地域によっては当てはまらないものもあるかもしれません。
ただまとめると、清潔であり、お客さんと従業員の安全が守られている設備が求められます。
施設の条件が整ったら何をすべきか、流れを見ていきましょう。
①各管轄の保健所に相談
②申請書類の提出
③施設の実地検査
④許可書の交付
このような流れになります。
詳細は地方自治体によって異なりますので、
お店の地域の保健所HPを調べてみてくださいね。
いざ開業!資金はどれくらい必要?
必要なものはそろってきました。
ただこの先もっとも必要なものと言えば…
そうです。開業のための資金ですね。
資金を集めるにもカフェ開業にはいくら程必要なのか、どう資金を集めるか、考えなければいけません。
この先では、カフェ開業に関わる費用について、紹介していきたいと思います。
カフェ開業にかかる資金
カフェ開業にかかる費用は、平均すると
約600万円~900万円程度になります。
ただこの金額は、経営するカフェのスタイルによって異なってきます。
カフェ経営は、大きく3つの営業スタイルに分けられます。
①独立店舗型
②自宅型
③キッチンカー型
上記3つに分けられます。
それぞれの特徴、かかる費用を見ていきましょう。
①独立店舗型
独立店舗型は、おそらく一番多く見かけるであろうスタイルになります。
カフェ用に場所を借り(買い)、その場所で、設備を整えて経営するオーソドックスな形態です。
自分の好きに土地を選べ、カスタムできるのが特徴です。
独立店舗型の開業資金の平均は、約1500万円と言われています。
家賃等がかかる分、一番費用が嵩む形態になります。
②自宅型
自宅に使っていない部屋はありませんか?
自宅型のカフェ営業は、自宅の一室をカフェとする営業スタイルになります。
自宅型の開業資金の平均は、約300万~800万円程です。
元々持っている部屋を使うので、家賃がかからないのがメリットですが、
様々な設備をつけたり、リフォームをしたりすると、案外費用は嵩みます。
ただ独立店舗型より、安く済みますし、部屋が余っているのであれば、検討してみてはいかがでしょうか。
③キッチンカー型
キッチンカー型は、最近人気を集めている形態になります。
場所を移動できる点、家賃がかからない点、設備がついた車も多くあり、
手軽に始められるという点で、注目の方法です。
また、キッチンカーレンタルもあり、最低1日~借りられる車もあるので、リスクは少ないです。
平均開業資金としては、約400万円です。
お試しで始めたい人や、今後経営予定のカフェのための情報集めを目的とした方には
ピッタリのスタイルです。
カフェの開業にあたって、スタイル別のメリットやデメリット・内訳・節約方法を詳しく知りたい方は
こちらの過去記事を参考に、比較検討してみてください。
-
カフェ開業資金はいくらかかる?詳しい内訳と節約方法も紹介!
続きを見る
まとめ
今回の記事では、カフェ開業のために必要な手続きとかかる費用を紹介しました。
費用に関しては、カフェ開業を始めたいけどそんなにかかるなら一生始められないではないかと、
思い悩んでいる方もいるでしょう。
実はカフェ開業も融資を申し込む事ができます。
もちろん自己資金が多くあるに越した事はありませんが、一つの手として
融資を考えてみてはいかがでしょうか?
政府系金融機関が行っているものもあり、安心できますよ。
融資制度については過去の記事でも紹介していますので、是非参考にしてみてください。
カフェ開業にはその他にもコンセプト決めや必要資金の準備等と
やるべきことはたくさんあります。
カフェ開業を決めたら、食品衛生責任者の資格、開業届の提出、飲食店営業許可を取ることと共に
そちらの準備も並行して進めていきましょう!
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飲食店オーナーだけが今すぐに無料で100万円もらえる方法があったら知りたくありませんか?
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