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著者プロフィール:飲食店専門の補助金アドバイザー。
金融機関に20年間勤め、主に飲食店の補助金獲得に貢献。
通算1000人以上の飲食店オーナーと関わることで業界の全ての悩みを熟知。
その知識をwebで発信。経営難で困っている飲食店を少しでも多く助けるために活動中。
おしゃれなカフェを開きたい!と考えたときに、一番気掛かりなのは「お金」のことではないでしょうか。
お金の悩みとなると、人には相談しにくいですよね。
開業するまでに資金はどのくらいかかるのか。
どうしたら初期投資をおさえられるか。
考えただけで、頭が痛くなります。
ここではそんな悩みを少しでも解消できるよう、「開業資金」について説明していきたいと思います。
カフェスタイル別!開業資金とメリット・デメリット
目次
カフェの経営形態は大きく分けて3つあります。
よく見かけるビルのテナントや独立した店舗型のスタイル。
持ち家を改装して、自宅でカフェを開くスタイル。
車を使い、移動販売するスタイル。
まずは、経営形態ごとの開業資金の概算とメリット・デメリットを紹介していきます。
店舗型カフェ
カフェとして最初に思い浮かぶのは、独立した店舗型かと思います。
最近ではカフェといってもコーヒーに限らず、さまざまなドリンクや趣向を凝らしたメニューを提供するお店も多いですね。
お店ごとにコンセプトがはっきりし、内装や外装、メニューなど一貫した店づくりが可能です。
■開業資金の概算
約1,500万円
メリット
・コンセプトに合わせた柔軟な店舗づくりができる。
・店舗の規模や立地など、予算に合わせた物件選びができる。
デメリット
・立地や家賃、内装・外装工事費次第では、開業資金が増える
店舗型のカフェは、自分のコンセプトに合わせた店舗づくりができますが、逆をいえば、こだわればこだわるほど費用がかさんでしまいます。
どこにどうお金を使うのか、メリハリをつけた資金計画が必要になります。
自宅型カフェ
部屋も空いているし、自宅でカフェを開きたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
老後の働き方の一つとして、自宅型カフェの運営を考える方も増えています。
■開業資金の概算
約300万円~800万円
メリット
・物件取得費がかからない
デメリット
・リフォーム費用や設備費がかかる
自宅を使うと言えどリフォーム代は掛かってきてしまいますが、自宅のトイレや家具を使えばさらに経費をおさえられます。
ただ、家族や同居人がいる場合、自宅をつかうため、生活に支障をきたすこともあります。
あらかじめ家族に確認しておきましょう。
移動型カフェ
移動型といって思い浮かべるのは、イベントなどで出店するキッチンカーではないでしょうか。
移動型カフェは店舗をもたず、車で移動し販売・営業する形態で、最近注目を集めている形態でもあります。
■開業資金の概算
約400万円
メリット
・店舗を持たないため、初期費用が抑えられる
デメリット
・車両購入費、改造費がかかる
移動型カフェは、店舗を持たないために初期費用が抑えられますが、公道では営業できないため、出店できる場所を探す必要があります。
そのため、事前に営業できる場所を探し、場所の使用料の取り決めを行っています。
スーパーや公園の駐車場、イベント会場、ランチタイムのビジネス街などでよく見かけますよね。
お客さんが多く集まりそうな場所やメニューにあった場所から出店場所を探せるといいですね。
ただ、キッチンカーは店舗を持たないため、初期費用は抑えられますが、キッチンカーの購入費がかかってきます。
新車のキッチンカーを購入し、内装や外装を業者に依頼すると概算は以下のようになります。
軽ワゴン・軽トラック 約250万円~300万円
大型ワゴン・1トントラック 約400万円~600万円
ですが、キッチンカーは新車購入の他に、中古のキッチンカーを使ったり、自ら改造して費用をおさえる手段もあります。
そのあたりもご自身の予算やイメージと相談した方が良いでしょう。
また、他に比べて初期費用は安く始められますが、ガソリン代や駐車場代はもちろん、自動車税や車検代といった維持費がかかるので注意が必要です。
主な6つの必要資金
経営スタイル別に開業資金の概算と、それぞれのメリット・デメリットを説明してきました。
目指すカフェのスタイルで、初期投資も大幅に変わってきます。
次は、そんな開業資金の内訳、必要な6つの資金項目を説明します。
①物件取得費
店舗型のカフェを開業するにあたって、一番費用がかかるのが店舗の物件取得費です。
店舗を借りる、買う費用の事です。
物件取得費は、家賃、保証金、礼金・仲介手数料をまとめた総称となります。
物件取得費の目安は以下のようになります。
・保証金 家賃 × 10カ月分
・礼金・仲介手数料 家賃 × 各1カ月
・工事期間の事前払い 家賃 × 1カ月分
・オープン前の準備機関 家賃 × 1カ月分
以上合計で家賃×14カ月分となります。
【 例 】家賃10万円の場合 → 総額140万円
家賃20万円の場合 → 総額280万円
その他にも火災保険料や更新手数料がかかりますが、おおよそ上記の費用が目安になるでしょう。
物件取得費は、出店する場所や物件の築年数によって家賃は大きく変わってきます。
家賃にもよりますが、物件取得費は150万円~300万円と考えておくと良いでしょう。
②内装工事費・設計費
物件が決まれば、次は内装工事です。
設計は早めに依頼しましょう。オープンに間に合わせるためです。
工期が延びれば、その分の家賃がかかります。
あらかじめスケジュールを調整しておきましょう。
内装工事の費用は、坪単価で20万円~40万円ほどです。
【 例 】 10坪の店舗 → 200万円~400万円
20坪の店舗 → 400万円~800万円
内装工事費は、自宅型のカフェか、店舗型で一から店づくりをしていくかによって大きく変わります。
こだわった分だけ費用がかかります。
予算と折り合いをつけていきましょう。
③設備費
どんなメニューを出すか、新品を使うか中古を使うかの設備や機器によって、大きく費用が変わってきます。
また、店舗の規模でも費用は変わります。
小規模の店舗(約10坪) → 約120万円
中規模の店舗(16~17坪) → 約200万円
規模による費用は、上記のように変わってきます。
ご自身のプランにあった大きさで考えると良いでしょう。
④備品費
備品には食器、テーブル・椅子、レジなどが含まれます。
一点一点の値段は低いですが、意外とかさむものです。
平均の総額で約50万円ほどかかります。
⑤広告宣伝費
ホームページやチラシの作成、サイトに掲載してもらうための広告宣伝費は、オープン前から集客や呼び込みに使うため、外せない項目です。
5万円~10万円ほど見込んでおきましょう。
⑥運転資金
開業後、経営にのるまでの準備費用のことです。
最初は集客がうまくいかず赤字で採算がとれないかもしれません。
そんな時に慌てないためにも、当面の予備資金を用意しておきましょう。
目安としては家賃の10カ月分です。
【 例 】家賃10万円の場合 → 100万円
家賃20万円の場合 → 200万円
開業資金ばかりに目を向けがちですが、重要なのは開業後の経営です。
始めからうまくいくとは限りません。
運転資金は十分に準備しておきましょう。
開業資金を節約するポイント
開業資金がいくらかかるか、ご想像いただけたでしょうか。
一つ一つは少額でも、合わせてみると想像以上にお金がかかるものです。
ここからは、その開業資金を少しでもおさえるポイントをいくつかご紹介します。
少しでも活用して、節約していきましょう!
居抜き物件
以前使っていた設備や内装、食器が残ったままの物件を、居抜き物件といいます。
厨房機器や椅子・テーブルをそのまま使えるため、設備面や備品面でお金をかけずにすみます。
ただ、設備の状態が悪いと、撤去や処分代が嵩んだり、新たな機器を購入しなければなりません。
なので、新しい物件よりもお金がかかってしまうこともあります。
そのあたりは注意が必要です。
フリーレント物件、家賃交渉
フリーレントとは、契約後、一定期間の家賃が無料となる物件です。
無料となる期間は、最初の1~2カ月が多いです。
貸主は空き店舗となる期間を少なくするために、このような金額設定をします。
ただし、立地条件が悪かったりすることもあるので注意が必要です。
また、家賃交渉をすることも費用削減のポイントになってきます。
ただ値下げをお願いするのではなく、お店の魅力や地域貢献など、カフェのメリットを伝えたうえで貸主に理解を求めましょう。
中古品の利用、リース
すべてを新品で揃えようと思うと、どうしてもお金がかかります。
そこで、中古品を利用してみましょう。
厨房設備・食器は中古品がたくさん販売されています。
ネットオークションや、最近ではフリマサイトを利用する方法もあります。
状態の良いものは、すぐに売り切れてしまうこともあります。
こまめに情報をチェックしましょう。
また、リース契約という方法もあります。
リース契約とは、期間を決めて、設備や機械を借りる契約のことです。
数十万円かかる設備を新品でいくつも購入すれば、100万円~300万円はかかってしまいます。
リース契約を結ぶことで、月々の支払いは数万円と費用の削減につながります。
工事を自分で行う、DIY
電気・水道・ガスは専門業者に工事をお願いしますが、内装などは自分でDIYしてみるのはどうでしょうか。
自分でやる分、工事費用は削減できます。
ですが、不慣れな場合は工事期間が伸びる可能性もあるため、スケジュールに余裕をもつようにしましょう。
SNSの活用
ホームページの作成やサイトの掲載費には数万円かかります。
ですが近年は、SNSを通じて無料で情報発信できます。
ツイッターやインスタグラムなどを使うことで広告宣伝費をおさえられます。
手間もかかりますが、口コミや拡散次第では、オープン後の集客アップにもつながります。
検討の余地ありです。
クラウドファンディング
クラウドファンディングとは、インターネットを通じて、事業に賛同してくれる支援者の方から資金を募ることです。
集めた資金で運営していきますが、支援者へ返済の必要はありません。
代わりに、割引券や飲み物・食事をふるまったり、プレオープンに招待することで「お返し」します。
近年クラウドファンディングは、メディアにも注目されています。
オープン前からお店のPRにもなるため、広告宣伝費の削減につながります。
事業に賛同してもらうには、支援者が応援したくなるような「魅力」が鍵となります。
店舗のコンセプトや事業理念、経営方針を固め、「魅力づくり」に取り組みましょう。
飲食店に特化した、クラウドファンディングのサイトもあるので、一度検討してみてはいかがでしょう。
レンタルスペースの利用
「間借りカフェ」「一日カフェ」「週末カフェ」というのを耳にしたことはありませんか。
レンタルスペースを使って、期間限定でカフェを開業するという方法です。
設備や備品はあらかじめ整っているため、低コストでカフェの運営が実現できます。
「手軽に始められる!」ということで、最近注目されています。
地域ごとにレンタルスペースを掲載しているサイトもあるので、自分のお店を持つ前に、お試しで始めてみるのもいいですね。
まとめ
上記がカフェ開業に必要な資金の概算と内訳と節約のポイントでした。
用意するべき資金は、開業するスタイル別、項目ごとに金額も大きく変わってきますね。
開業スタイルは独立型なのか、自宅型か、移動型かを決めたら、内訳ごとに予算を組んでおくことをおすすめします。
項目ごとの予算を決めることで、メリハリのついたお金の使い方ができます。
ただし、カフェ運営で、最も重要なのは運転資金です。
運転資金とは、開業後に必要になる資金の事を指します。
開業資金にばかり目を向けていると、オープンして経営がうまくいかない場合、金銭面だけでなく、精神面もつらいところ。
だからこそ、開業資金から運転資金までしっかり準備し、開業後の将来を見据えた資金計画を立てていきましょう。
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その方法は補助金制度の活用。ちょっとしたコツがあります。
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著者プロフィール:飲食店専門の補助金アドバイザー。
金融機関に20年間勤め、主に飲食店の補助金獲得に貢献。
通算1000人以上の飲食店オーナーと関わることで業界の全ての悩みを熟知。
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