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著者プロフィール：飲食店専門の補助金アドバイザー。
金融機関に20年間勤め、主に飲食店の補助金獲得に貢献。
通算1000人以上の飲食店オーナーと関わることで業界の全ての悩みを熟知。
その知識をwebで発信。経営難で困っている飲食店を少しでも多く助けるために活動中。
看板メニューを中心に集客して売上を伸ばしていきたい！
このような考えを持っている飲食店のオーナーさんは多くいるでしょう。
看板メニューは肝いりの商品になるので、なんとしても成功させたいものです。
「でも看板メニューってどうやって作っていくのか？」
「また売れるためのポイントって何があるんだろう？」
このようなことで、悩まれているオーナーの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、看板メニューの作り方と売るために心得ておくこと。
それぞれにいてご紹介していきます。
看板メニューがあることの集客効果
目次
看板メニューがあれば、それを目当てにお店に来てもらうことができます。
繁盛しているお店には、看板メニューがあることがほとんどです。
新しい顧客の獲得とリピーターを作る
当然ですが、飲食店はお客様に来てもらわないと話になりません。
そんな時に、看板メニューがあればそれをアピールして集客することができます。
例えば、チラシやお店の前に大きく掲示することで、お客様の気を引くことができます。
また、看板メニューを目当てに来てくれたお客様に気に入ってもらえれば、リピーターになってくれる可能性があります。
店舗経営を成功させるためにもリピーターを増やすことは重要です。
お店を知ってもらうきっかけになる。
お店の名前だけを知ってもらうのは意外と難しいものです。
お店の名前＋看板メニューがあることでより認知されるようになります。
「牛丼〇〇屋のつゆだく宇宙盛り牛丼」このような具合です。
世間のお客様に、「〇〇屋の宇宙盛を食べに行こうぜ」なんて言われれば、しめたものです！
さらには、器の色とお店の外壁の色が近ければ、より認知してもらいやすくなるでしょう。
他のお店との差別化
飲食店は星の数ほどあり、その中で自店を知ってもらわないといけません。
立地や価格帯が同じような飲食店の中に、埋もれないようにするためにも目立つ看板メニューがあった方がいいでしょう。
看板メニューを作ってみよう！
では、どのような考えをもってメニュー作りを始めたらいいのでしょうか。
次の4つの要素を盛り込んで考えていけば、他店にないオリジナル感のある看板メニューを開発することができるでしょう。
①コンセプトを明確化する
コンセプトとはその店にとっての考え方や方向性ということです。
例えば、「お客様にはとにかくおなか一杯食べてもらう」がコンセプトであれば、その趣旨に沿ったメニューを考えます。
その場合はとにかく大盛りの商品になってくるでしょうね。
もちろん、自分のお店の顧客層やターゲットを考えたコンセプトにしましょう。
②ネーミングに命をかける
看板メニューを覚えてらうためには、ネーミングは超重要です。納得できるまで、とことんこだわり抜きましょう。
次の要素を入れることで印象に残るようになります。
特に五感に訴える要素はインパクトが強く感じられます。
見た目：とろとろ、具だくさん、爆乗せ
香り ：焦がし〇〇、ソースがけ、刺激たっぷり
味 ：スパイシー、ほのかに甘い、絶妙のハーモニー
食感 ：シャキッと、つるつる、ふわふわ
音 ：からっと、ことこと、ざくざく
五感のほかにも、原産地、季節限定、重量感、鮮度、店長一押し、ランキング1位など、これらの要素を組み入れることで特別感のあるネーミングができるでしょう。
③とにかく見た目にこだわる
看板メニューを作るうえで一番肝になるのが見た目です。
ネーミングやコンセプトのこだわりがあっても、見た目に魅力がなければ、なかなか注文してもらえません。
丼からはみ出した海老、色とりどりの野菜、ふんだんに盛り付けられた果物
このようにインパクトを持たせることが重要です。
インパクトがお客様がSNSへ投稿してくれたり、マスコミの取材でも取り上げてもらいやすくなります。
④ストーリー性を加える
売れる看板メニューにはストーリー性があります。
お客様に対しての想いや、看板メニューの開発秘話などを考えてみましょう。
その経緯をメニュー表に載せたり、スタッフが説明したりします。
お店側の思いを知ることで、看板メニューに付加価値がつきます。
見た目と味だけではだめ！？売り上げにつながる看板メニューの集客とは？
試行錯誤で仕上がった看板メニューですが、しっかりとアピールしなくてはいけません。
お客様が知っていないのは、作ってないのと同じことですよね。
最後に看板メニューを使っての集客の注意点を見ていきましょう。
知られなければただの自己満足
見栄えが良くて、とても美味しいメニューが開発されても世間に認知してもらわないと意味がありません。
大きな立て看板を配置して、そこに写真付きで掲示したり、SNSにアップして画像と説明分でPRしたりと、積極的に情報を発信していきましょう。
儲けようとしない
ちょっと逆説的になりますが、
「看板メニューそのもので大きく利益を出すのか？」
もしくは
「ほかの商品を一緒に注文してもらい、付随商品で利益を出すのか？」
どの作戦でいくのか、方針を決めておかないといけません。
複数のメニューを頼まれる居酒屋は、看板メニューの利益率が低くても、他の商品で取り返えすことができるでしょう。
看板メニューで集客して、ほかの商品で利益を出す。
このような考え方も検討してはいかがでしょうか。
売るのはスタッフ
なかには、看板メニューを知らずに来店してくるお客様もいるでしょう。
そんな時は、接客するスタッフが知らせるようにします。
どのような話術で看板メニューを売り込むのか、 教育しておかないといけません。
お店のストーリーを踏まえながら説明できると、より気に入ってもらえるでしょう。
まとめ
飲食店において、看板メニューがあること自体が、普通のことになっています。
また、売れている看板メニューを置いているお店は一つのステータスにもなります。
一方で、せっかく開発したのに、売れ行きが悪い可能性があります。
必ずしも売れるとは限りません。
そのような時はメニューを変更したり、複数のメニューを考えたりするのもいいでしょう。
たくさんのお客様に食べてもらえる看板メニューができることを期待しています！
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