飲食店の人手不足解消！募集方法と採用後にすべき3つのこととは？

飲食店は慢性的に人手不足に陥っていると言われています。

特に、アルバイト社員を確保するのは飲食業界では死活問題。

多くの飲食店ではアルバイト社員に働いてもらわないと利益がでない体質になっていて、今後も需要は多いにあります。

しかし、求人を出すだけでは十分な人材を確保することが難しいのが現状です。

また、せっかく採用できてもすぐに辞めてしまうこともあり、いつまでたっても人手不足が解消できない飲食店もあります。

そこで、今回は効率的な人材確保のため、アルバイト社員の募集方法や採用後に行うべきことをお伝えしていきます。

アルバイト社員の募集方法

まず、アルバイトの募集方法はどういったものがあるのでしょうか。

一覧で挙げてみましょう。

昔ながらの方法から、インターネットを利用した求人まで幅広くありますね。

近年はスマホが普及しておりWeb上での求人サイトが多く存在しています。

またマッチングアプリのサービスも普及していて手軽に求人を目にすることができます。

ですが、学生や主婦やシニアなど、募集したい人材によって求人の探し方は様々ですから、それに合った募集方法をとりたいものです。

一つ一つの方法にはどういった特徴があるのでしょうか。

①店への張り紙

お店への張り紙は最もコストがかからず、すぐに掲示できるのが強みです。

ただし店が人目につかない場所にあれば、ただの掲示物になってしまいます。

手書きやパソコンでの作成、業者へ依頼する方法があります。

自前の張り紙だったら時間もかからず、その日から掲示はできそうですね。

②ハローワーク

転職などでおなじみのハローワーク。登録は無料で行えます。

求人の情報量が多いので利用者も多数。また地元の求人に強いといわれています。

スマホでも検索できるのでとりあえず登録する飲食店も。

③学校の求人募集への掲載

既存の学生アルバイトがいれば、どのようにしたら掲示できるか聞いてみましょう。

いなければ、大学のキャリアセンターが窓口になっていることが多いので問い合わせをすると良いでしょう。

④既存のアルバイトからの紹介

友人や知人を紹介してもらうのも一つの手です。

もしコストをかけられるのであれば、紹介料やお礼の品物を用意します。

紹介で入ったアルバイトがもし辞めるときには、連鎖的にやめることがあるので注意しておかないといけません。

⑤フリーペーパー

Webに不慣れな求職者にも情報が届けられるので万人向けと言っていい方法です。

募集内容をある程度自由に決められるのも魅力的。

コンビニや駅など通学の途中などに気軽に手にできますよね。

ただし、発行後に内容の修正ができないので十分に内容を検討する必要があります。

⑥人材紹介・人材派遣会社

人材紹介や人材派遣は、専属の担当者がついてくれるので色々と相談に乗ってくれます。

また、多くの登録者がいる派遣会社であれば、より紹介率が上がります。

母数が増えるので、良い人材を選ぶことができるのもメリット。

デメリットとしてはコストがかるのと、紹介率ばかり重視する担当者にあたれば良い人材が来ないことがあります。

⑦自社採用サイト

自社の採用サイトを持っていればより信頼度があがるでしょう。

大部分を社員が運営できれば、コストは抑えて運用できます。

もちろんコストがかけられるのであれば、それにこしたことはありません。

ですが、店の知名度が高くないと検索した時に上位に表示されないことになるので、有名店でないと効果が薄いとも言われています。

応募者を増やすコツ

アルバイト先を選ぶとき、応募者は色々なことを気にしています。

時給・職務内容・場所・経験の有無などの基本的なことはもちろん、「自分に合っているのか。」「働きやすいのか。」など、どのようなことを気にしているのかを知ることで、効果的な内容を記載することができます。

幅広い層にあてた内容では具体性が欠けてしまうので、採用したいターゲット像を明確にして求人を出します。

①教育体制

特に未経験の方は、十分に働けるのか不安に思っています。

そう思われないために、配慮した文章を入れ込むのが大切です。

教育体制が整っていない場合は、この際に見直すのもいいかもしれません。

②無理のないシフト

主婦や学生は本業があります。本業の合間に働こうと思っている方が大半です。

一日の働く時間を短く設定する、週1日からでもOKにする、などシフトの自由度を上げれば募集するのにハードルが下がります。

③どんな人が働いているのか

給料やシフトが自分の条件に当てはまっていない場合でも、

どのような人が働いているのか知ることができれば、応募したい気持ちになるかもしれません。

具体的に、働いている方の年齢層や性格などポジティブなことを記載してみましょう。

長く続けてもらうには？採用後にすべき３つのこと

募集をかけ、面接して採用、その後には研修。一人の従業員を雇うのには時間もコストもかかります。

そうやって、やっと手に入れた人材。すぐに辞められてしまうと困ってしまいますよね。

長くは働く良い人材になってもらうためには、どうしたら良いのでしょうか。

採用後にしてほしい３つのポイントを紹介します。

①二言あいさつ

相手との関係性が薄いと辞めてしまう割合も高くなってしまいます。

関係性を作るためにまずは挨拶から意識してみましょう。

普通のあいさつは、「おはようございます」「お疲れ様です」のように一言ですが、そのあいさつの後にさらに一言付け加えてみます。

身なりのことや体調のことなど、相手をしっかりと観察して喜ばれるようなことを伝えるのがポイントです。

②面接をする

こちらも関係性をつくる上で大事なポイント。

業務中は忙しいため、ゆっくりと話をする時間がありません。

忙しくない時間帯や業務終了後など話をする時間をとります。

アルバイト社員の方が多く話せるように、事前に質問を考えておくのがコツです。

意外な一面や共通の趣味など分かれば、距離が近くなり仕事も頑張れるようになります。

③歓迎会を行う

会社はチームワークが大切です。

お互いのことを知ることができる良いきっかけになります。

ささやかな会でもあっても自分のために企画してもらえた事が嬉しいものです。

中には歓迎会が苦手な人もいるのでプレゼントを用意して歓迎会の代わりにするのもいいでしょう。

まとめ

人手不足を解消するためには、採用件数を増やす事と定着率の向上が必要になってきます。

数ある求人媒体の中からどれが有効なのかよく検討しないといけません。

ターゲットを絞って、求職者の目線で情報を伝えられるかが鍵になります。

また、入社後には辞めない仕組みを作っていくことも大事。

効率よく良い人材を確保していくためにもできるところから取り組んでみましょう。