飲食店を１人で経営するためのメリット・デメリット！その対策とは

「飲食店を開きたい。」そう一言で言っても、飲食店にも様々な種類があります。

何を提供するのかから始まってお店の規模まで目指すお店は様々です。

その中でも人は雇わず、１人での経営を考えている方もいるのではないでしょうか？

1人で全てを回すというのはやはり大変なこともありますが、同じくメリットもあります。

今回は、１人で飲食店を経営するために考えた方がいいことを見ていきます。

飲食店を1人で経営するメリット・デメリット

ちびすけ

１人で営業してるバーによく飲みに行ってたけど、行きやすくて好きな空間だったな

昔、仕事帰りに通っていたバーは、一人経営でお店のマスターとも話しやすく、カウンターの他のお客さんともコミュニケーションが取れる、居心地の良いお店でした。

バーの他にも店主さんが１人でやってるカフェにランチをしに行くことも多かったので、１人で営業してるお店って「意外とあるな」というイメージです。

どういったお店であれば成功するのか、まずはメリットデメリットから見ていきましょう。

飲食店1人経営のメリットとは

１人でお店を経営することの一番のメリットは「人件費がかからないこと」です。

提供する料理や飲み物の単価にもよりますが、アルバイトを雇うとその分賃金が発生します。

私も以前小さな飲食店でアルバイトをしていたことがあります。

混んでいるときはいいのですが、暇な時間はいるのが申し訳ない時間がありました。これなら店長１人で営業したほうが儲けられるのでは…と変に心配してしまったほどでした。

ランチ営業の場合はお客様の単価もそれほど高くありません。光熱費や材料費も考えると、アルバイトがいると売り上げによっては赤字になってしまう事もあります。

いちごいちえ

１人でもなんとかなるし、１人の方が気が楽かも

ランニングコストが低い分、１人で経営するお店は「潰れにくい」という声もあります。

また１人で経営できるお店の規模を考えると、自ずと開業資金も抑えることができるでしょう。

１人でお店を経営するメリットは下記のものになります。

人件費は家賃や材料費とともに大きなコストがかかります。

そこが削減できるのが一番大きなメリットと言えますね。

飲食店1人経営のデメリットとは

１人で経営するという事は、全部自分１人でこなさないといけません。

ちびすけ

調理、接客、片付け、会計など、やることがたくさんあるよね

そのため、1人でお店をやっていると、どうしても料理や飲み物の提供に時間がかかってしまいます。

また、電話が鳴ったりすると、手を止めて出なくてはいけなくなることもあるでしょう。

体調不良になった時は助けてくれる人もいません。

飲食店を1人で経営するデメリットは下記のようなものが挙げられます。

では、どのようにすればいいのでしょうか？

１人で経営するために工夫できることを見ていきましょう。

飲食店を1人で経営するために工夫できること

１人でお店を経営するのであれば、初めから１人でできるように対策を練った方が良いでしょう。

工夫できることがどういったものがあるのか見ていきましょう。

完全予約制の飲食店にする

完全予約制にすれば、料理の仕込みの量も調節できます。来店準備もスムーズです。また、自分でさばけるだけの人数の予約に制限しておくこともできます。

客席をカウンター席のみにする

待ち時間を減らす工夫も大切です。

レイアウトをカウンターにすることで、お客様とのコミュニケーションも取りやすく、会話を楽しみながら料理の提供もできます。

また、セルフで飲み物を用意できるドリンクバーの設置もおすすめです。

ちびすけ

カフェにセルフで入れられるおしゃれなフルーツの入った水があったりするよね。

お客様が自分で動いてくれることによって、「お待ちいただく時間」を減らすことができます。

料理ができたらお客様自身で取りに来ていただくフードコートスタイルも取り入れるのもいいかもしれません。

洗い物を減らすために食器を多めに用意しておくことや、食洗器の導入を検討してみるのもオススメです。

アルバイトを雇ったらやってもらうであろうことをお客様自身にやっていただく、または自分やモノで補う事がポイントとなります。

テイクアウト専門店やゴーストレストランとして開業する

1人で経営しやすい業務形態で開業することも1つの手です。

最初はテイクアウト専門やゴーストレストランとして経営し、お客がついてきたら、人を雇ってお店での飲食ができるよう業務転換することもできます。

いちごいちえ

お客様の顔を見てコミュニケーションを楽しみたいのであれば小さな飲食店を開くのもいいよね

１人でやっている小規模な飲食店の場合、常連さんが助けてくれることもあります。

ちびすけ

ただ、そこに甘えて待たせすぎたりして、クレームにならないように対策をしっかり立てましょう

飲食店を1人で経営するために必要な資格

飲食店を経営するためには、お店に１人以上は「食品衛生責任者」の資格を持っている人がいなければなりません。

またお店の大きさによっては防火管理者の資格も必要になります。

いちごいちえ

1人で経営するために必要な資格をチェックして計画的に取得しましょう

まとめ

今回は１人で飲食店を経営するメリットとデメリットについて見てみました。

１人で経営する最大のメリットは人件費がかからないことです。

ただ、人を雇わない分、自分１人でやらなければいけない仕事は増えます。

お客様に迷惑をかけない工夫・１人でもお店を回せる工夫を考え、お店づくりをしてみてください。